高校卒業まで私がすごく地味で男性と全く縁がなかったことを理解いただくために、私の幼少時からの話をしています。(ただ、私の場合は自慰を始めたのが5才の時、という意味ではこの時期の話にも性的に大きな意味がありますが)
仮にすごくモテる子でも幼稚園時代の恋愛なんてすごく微笑ましくて可愛いものだと思いますが、私の場合は前にも書いたようにこの時点から恋愛に関する話は全く何もない毎日でした。
このサイトの趣旨からいえば、ここからしばらくの話は全部飛ばしてもいいのでは、と思われるかも知れませんが、実はその後の私の性癖に強く関連する話があるので、その話を書いておきます。
ある日、幼稚園の遠足がありました。遠足と言っても特別なところに行くわけではなく、幼稚園からみんなでちょっ離れた公園に歩いて行き、そこでお弁当を食べて遊んで帰って来る、というようなプチ遠足でした。
私はこういう時でも早いうちからいろいろと確認して、早目早目に行動するタイプでした。ところがその日に限って私の水筒がいつもの場所にありません。特に、その日は遠足だから念入りにいつもの場所に置いた筈なのに、ないのです。
私は焦り始めました。クラスの子が次々と自分の荷物と水筒を持って出発のための列を作っています。私は最後まで自分の水筒が見つからずに探しています。
ふと見ると、1個だけ、私の水筒に似た水筒が置かれています。そう、他の子が間違えて私の水筒を持って先に列に並んでしまったのです。一緒に探してくれた先生がそのことに気づき、間違えた子に声をかけて、無事水筒は私の手元に戻り、私は最後の一人として列に加わり、スタートしました。
出発した段階で、実は私は一つの不安を感じていました。私は早目早目に準備をするタイプと書きましたが、いつもであればすぐに荷物を準備し、トイレまでを済ませてから列に並んでスタートするのです。
ところが、この時は水筒を探したために準備が遅れ、しかもクラスの皆を待たせていることからトイレにも行けないまま合流して出発したのです。出発した時から、私には「トイレに行けなかった」不安がずっと脳裏によぎっていました。
少し歩くと、その不安が的中しました。だんだんとトイレに行きたくなってきたのです。もしかしたら、体の状態としてはおしっこをすることを完全には求めていなかったのかも知れませんが、今思えばいつも済ませていることをしていないという不安が自己暗示のようになってしまったのかも知れません。
私は歩きながら引率の先生のところまで行き、相談しました。「あとどれぐらいで着きますか?」「そうね、みんなの脚だと20分はかかるかな」
私は自分のトイレのせいで全体の動きを止めてしまうのも申し訳ないと思ったので、20分頑張ろう、目的地まで我慢しようと歩き続けました。が、歩くほどにどんどん尿意が高まってきます。
少し頑張って歩きましたが、だんだん限界が近くなってきました。私としては、クラスの皆がいる前でおしっこをもらしてしまうのは最も避けたかったので、先生に相談して何とかトイレに行くしかないと判断しました。
意を決して再度引率の先生のところに行き「先生、おしっこしたいです」と小さな声で伝えました。先生はちょっと考えた後で「もう少しだけ行くと公園があるから、2分だけ頑張りましょう」と言ってくれました。
その言葉で、私はとにかく2分頑張って公園でおしっこをしよう、と自分に言い聞かせました。
必死で頑張って公園に着きました。ところが、その公園にはトイレがなかったのです。私は行ったことがない公園でしたが、ちょっと広くていろいろな遊具があるのに、肝心のトイレがないのです。
先生は困った顔で考えた挙句、「美玲ちゃん、あっちに草むらがあるから、先生が見ててあげるからちょっとしてきちゃいましょう」と先生は目立たないように私を連れて行列から離れました。
クラス子たちは水筒のお茶を飲んで休憩しています。その一団から離れ、先生と私は公園の隅の草むらの、かなり目立たない方にきました。「美玲ちゃん、一人でできる?」「はい」私はスカートをたくし上げ、パンツを足元に降ろして草むらにしゃがみます。
「あぁ、やっと出せる」と安心した瞬間、「美玲ちゃん、何してんの?」と男子の声がしました。こっちに近づいてくる足音もします。
「Y君、やめなさい!来ちゃダメ!」先生の厳しい声がしましたが、いたずらっ子のY君は構わず私に近づいてきているようです。私の背後で起きていることなので見えないのですが、おそらく、私がおしっこをしているとは思わず、何をしているのか興味があって確認しにきたのでしょう。
一方で私のほうは漏らさなくて済んだという安心感から、おしっこが勢いよく出始めています。
「本当に来ちゃダメ!」先生が再度言ってY君を追いかけてくれたようですが、Y君は走って逃げたようで、ついに私の正面まできました。
「あ!」Y君は明らかに私の股間からおしっこが勢いよく出ている様子を目撃しました。びっくりしたY君の視線が私の股間に釘付けになった…ような気がしました。
ここでやっと先生がY君を捕まえ、「こっちに来なさい」と手を引いて連れて行きました。
その間には私はおしっこを追え、先生に渡されていたティッシュで股間を拭き、パンツとスカートを戻しました。
Y君を引き離した先生が私の方に戻ってきました。「美玲ちゃん、ごめんね。Y君にはちゃんと怒っておくからね。でもY君もわざとじゃないから、そこはわかってあげてね」
私はY君のことよりも、先生に迷惑をかけてしまったこと、皆を待たせてしまったことが申し訳なく、下を向いて「はい」と答えました。そして先生と一緒に列に合流し、再度目的地を目指しました。
実はこの時、変な気持ちがしたのです。
本来であれば、クラスの男子におしっこをしている姿を見られるなんて、最も恥ずかしいことだと思います。
実際、おしっこをしている姿をY君に正面から見られて、恥ずかしくなかったはずはありません。
が、一方で、何かその恥ずかしさが気持ちいいというか、見られて嬉しいというか、そんな変な気持ちがしたのです。
Y君に見られたといっても、もともとY君が好きだったわけでもないし、これをきっかけに好きになったわけでもありません。Y君個人というより、とにかくおしっこをしている恥ずかしい姿を見られたこと、でもそれが何故か嬉しかったこと、その気持ちが強く私の中に残ったのです。
実を言うと、この時の体験が性癖となって表に出るのは少し後の話になります。そして、この時の体験が大人になってからの私の性的嗜好に大きく影響を与えていると自分でも強く納得するのです。
詳しくは自分が大人になり変態の沼に足を踏み込んだ後の話で書きます。
ただ、どんな性癖かは簡単に予測できちゃいますよね。