自慰(オナニー)の習慣

初めての自慰(オナニー)②から続きます。

ふとしたことから自慰の気持ち良さを知り、2日連続で自分の割れ目をいじった私は、この行為が完全に好きになりました。
ただ、前にも書いたように子供心にこれは人前でするような行為ではないということには気づいていたし、そもそも母の前で股間をいじって激しく怒られた経験があるので、とにかく人から隠れてするんだ、ということは自分に対し強く命じました。

それから、私は毎晩寝る前に自慰をするのが日課になりました。夜になり、寝る時間が近づいてくると布団に入るのが楽しみになるのです。
私はかなり幼い頃から親がいなくても一人で寝ることができたので、両親は私を一人で寝かせてリビングでテレビを見たりしてくつろいでいました。なので、布団に入ると自分だけの時間と空間になります。
毎日、いろいろいじる順番を変えてみたり、指の力の入れ具合を変えてみたりして一人遊びを楽しみました。
自分でいろいろ工夫しているうちに、クリトリスが気持ちいいことを発見しました。これにより、私の自慰はいろいろなバリエーションができました。その日の気分により、割れ目を撫でる時間を長くしたり、短くして早めにクリトリスに到達したり、いろいろ変化をつけて楽しむようになりました。
ただ、当時はさすがにまだ穴の中に指を入れる知識はなかったし、自発的にそのことに気づくまでには至りませんでした。

いつの日からか、私はこの行為のことを「おまじない」と呼ぶようになりました。
私は特に親から宗教的な教育を受けたわけではないのですが、私は天の神様が常に私を見張っているような気がしていて、ルールやきまりを破るとその神様に怒られて天罰が下るような気がしていました。私の生来の真面目さの根源はこのあたりにあるように思います。
裏を返すと、1日いい子でいられたらご褒美をもらえるような感覚でした。で、私にとってのご褒美を1日の終わりのこの自慰と考えたのです。
そういった趣旨から言えば、寝る前の自慰は「ご褒美」と呼ぶべきものだと思いますが、私にとっては1日のご褒美でありつつ、気持ちよくなってぐっすりと寝て翌日もいい日を過ごすための儀式のように思え、だから感覚としては「おまじない」だったのです。

私の「おまじない」は一人で寝る時は毎日してきました。祖父母の家に泊まりに行って従兄弟と一緒に寝たり、子供会のキャンプで友達と一緒に寝たりするような時は、楽しい反面おまじないができずに残念な気持ちがありました。また、熱を出して寝込んだりした時はさすがにしませんでしたが、こういった時以外は毎日欠かさなかったように思います。
しかも、小学校3年ぐらいまでは文字通り夜の「おまじない」の要素が強かったので、1日1回、本当に夜寝る前だけすると決めていました。日中に快楽に負けてしてしまうのはNGで、バチが当たってしまうような気持ちがあったのです。
また、私は小学校低学年までは特に好きな男の子もいなかったし、まだ恋愛感情と性的な快感が結びつく年でもなかたので、純粋にその部分を触ると気持ちがいいという動機だけでしていました。

今でも自慰はほぼ日課になっていますが、この「1日をきちんと過ごしたご褒美と翌日に向けてのおまじない」という感覚は今でも持っています。仕事からの帰り、電車で「今日はどんな自慰をしようかな」と考えると、体がぼうっと熱くなり、家に帰ってベッドに入るのが待ち遠しくなるのです。

小学校時代の自慰(オナニー)①に続きます。

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